トランスファークレーン、ストラドルキャリア、トップリフター、構内車(NUCT、TCB)の4種類の荷役機器に作業指示を
表示する為の車載端末を設置しています。
各作業指示は、無線データ伝送システムを経由して荷役機器ごとに最適な作業指示形態で表示されます。車載端末はDGPS位置検出装置と接続され、各作業の完了時にコンテナの蔵置位置を自動的に検出し上位システム(CS)に反映します。これによって、各荷役機器の現在位置の把握、およびヤードマップの更新がリアルタイムかつ正確に行なわれます。
荷役機器に搭載されたDGPS(Differential Global Positioning System)位置検出装置により、コンテナ蔵置位置を正確に検出することができます。DGPS位置検出装置は通常のGPSと異なり、測位衛星からの電波だけでなく、ターミナル内に設置したDGPS基準局からの電波の位相差を加味して、より高い精度(±50cm)での位置検知を可能としています。
このページのトップへ本船揚げ荷役時に、揚げコンテナのチェック用として無線ハンディ端末を使用しています。揚げコンテナの順番がプラン通りでない場合でも柔軟に対応できます。
DGPS基地局
無線ハンディ端末
ブースレス・ゲート処理中
トップリフターの荷役
NUCTではターミナル内に複数船社の空コンテナを扱う共同のバンプールを設け、全空コンテナをシステムで管理しています。バンプールの正規座標管理、トップリフターへの車載端末導入と相まって、各港運会社よりEDIで送られるピックアップオーダー情報を元にしたコンテナ引き当て、空コンテナ戻り蔵置座標決定、および作業指示送信等の自動化機能により広大なバンプールを効率よく管理することができます。
このページのトップへRFID
トレーラーIDなど必要な情報をターミナルゲートのRFIDリーダーに向けてデータ送受信することにより、DP(デリバリーポイント(コンテナ受け渡し場所)をドライバーに指示する携帯端末です。現在次世代モデル開発にむけて検討中です。
このページのトップへ名古屋港初、ガントリークレーン ツインスプレッダーを装備し、本船作業時間を短縮しました。
新ゲート 全24レーン
- 実入搬入受付(輸出)
- 実入搬出受付(輸入)
- 空バン搬出受付(空バンピック)
- 特搬入出
従来のゲートレーンコントロールを柔軟に対応できるようにゲート入口およびレーン上部に電光掲示板を設置しました。
5段山越し(1over5)電動トランスファークレーン
半自動運転
トランスファークレーン側の条件を満たし、自動運転選択および車載端末で作業を選択すれば自動でBAY/ROWへ移動します。
給電化
環境問題を考え、従来の化石燃料から電気へ。また、蓄電池を使用することによる省電力化を図っています。
集中管理ゲートとは国土交通省、名古屋港管理組合、名古屋港運協会ターミナル部会により飛島ふ頭全ターミナル(飛島北、NCB、飛島南、TCB)ゲート処理の効率化を目的に建築された施設です。作業を集約することにより各ターミナルの作業量を平準化し、波動性への対応力を高め渋滞緩和を図るとともに事前情報によりレーン仕分けを行い時間のかかるコンテナを差別化することで整流化し効率よくゲート処理を行えることができます。集中管理ゲートで事前に情報を伝達することにより蔵置ヤードが迅速に決定することができゲート前の滞留が削減できることが可能となります。
このページのトップへ2002年3月に導入され、ターミナルからインターネットを通じて広く情報を外部へ発信することが可能になりました。事前審査申込、各種検査申込、入港船スケジュールの確認等をWEB上で行う事で利用者の作業工数を簡素化し、物流の効率化を高めています。また、各ターミナル稼動状況や各種お知らせをWEB上に掲示しており、メール配信サービスを登録した利用者はタイムリーに各種情報を受け取ることができます。さらに2009年4月からは、新たに輸出コンテナ搬出予約をWEB上で受け付ける機能が追加され、よりスムーズなバンピック作業が可能となり利用者の利便性は広がっています。
このページのトップへ平成21年12月より国土交通省の主導によりスーパー中枢港湾名古屋港コンテナターミナルゲート効率化モデル事業として、コンテナターミナルの夜間利用を推奨し、ゲートオープン時間(現行08時30分~16時30分)を20時00分まで拡大することでコンテナの搬出入を行い、荷主企業の生産、出荷体制および陸上運送事業者の効率を図り、港湾サービスの向上を図る事業を実施してきました。平成23年3月末を以って実証実験は終了となりましたが、お客様のニーズに対応すべくゲートオープン時間延長は継続実施しております。
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